2-2. macOS での環境構築¶
- 所用時間: 30 分~(インターネット環境による)
OS | macOS Big Sur / Monterey / Ventura / Sonoma |
CPU | Intel 製の CPU / Apple Silicon (Rosetta モード) |
GPU | OpenGL 4.1 サポート |
映像出力 | モニタなど、何らかの映像出力装置があること |
開発環境 | Xcode 12.5 以降 |
- Apple Silicon(M1 - M3)のネイティブサポートは、現在開発中の Siv3D v0.8.0 で追加されます。それまでは Rosetta モード(互換モード)で動作します。
2.1 Xcode をインストールする¶
- App Store から最新の Xcode をインストールします。
OS が古くて Xcode をインストールできない場合
OS のバージョンが古くて Xcode がインストールできない場合、Apple Developer から Xcode 13.2.1 など、過去のバージョンをダウンロードしてください。
2.2 プロジェクトテンプレートをダウンロードする¶
- OpenSiv3D v0.6.15 Project Templates for macOS をダウンロードしてファイルを展開します。
- 最近の macOS は、デスクトップ等にプロジェクトを作成すると、プログラム実行時に毎回ファイルアクセス許可のダイアログが出現します。これを回避するには、プロジェクトフォルダを
(ユーザ名)/デスクトップ
や(ユーザ名)/ダウンロード
フォルダではなく、(ユーザ名)/アプリケーション
フォルダ(root のアプリケーションフォルダではなく、ユーザホームのアプリケーションフォルダ)へ移動させます。
2.3 Siv3D アプリをビルドする¶
- プロジェクトテンプレートの中にあるプロジェクトファイル
examples/empty/empty.xcodeproj
を Xcode で開きます。 - サンプルプログラム(Main.cpp)が最初から用意されています。
- M1 - M3 Mac の場合は、後述の手順で Rosetta モードを有効にします。
- 実行ボタン ▶️ を押すと、プログラムをビルドして実行します。
- 実行中のプログラムは、Esc を押すか、ウィンドウを閉じると終了します。
M1 - M3 Mac における Rosetta モードの有効化
Xcode で Rosetta オプションを表示するには、
- Xcode 15.3 以降では Product > Destination > Show All Run Destinations を押します。
- Xcode 15.2 以前の場合は Product > Destination > Destination Architectures から、Show Rosetta Destinations を選択します。
Rosetta オプションが表示されたら、それを選択します。
サンプルプログラムを実行するときのファイルアクセス許可のダイアログの回避
実行のたびにファイルアクセス許可のダイアログが出現する場合、プロジェクトフォルダ全体を、(ユーザ名)/デスクトップ
や (ユーザ名)/ダウンロード
フォルダではなく、(ユーザ名)/アプリケーション
フォルダ(root のアプリケーションフォルダではなく、ユーザホームのアプリケーションフォルダ)以下へ移動させることで回避できます。
ビルドはできるがコードにエラーの表示が出現する
Xcode との相性の問題です。現在開発中の次期 Siv3D v0.8 では解決されます。ご不便をおかけしますが、無視してください。