2. 背景の色を変える

2.1 白色にする

• 背景の色を変更するには Scene::SetBackground(色); を呼びます
• 白色は Palette::White です
• 一度変更した背景色は、再度変更するまで適用されます

# include <Siv3D.hpp>

void Main()
{
	// 背景を白色にする
	Scene::SetBackground(Palette::White);

	while (System::Update())
	{

	}
}

2.2 黒色にする

• 黒色は Palette::Black です

# include <Siv3D.hpp>

void Main()
{
	// 背景を黒色にする
	Scene::SetBackground(Palette::Black);

	while (System::Update())
	{

	}
}

2.3 それ以外の色にする

• Palette::??? には、HTML カラー の最初の文字以外を小文字にした色名を使えます
  • 例: AliceBlue → Palette::Aliceblue

# include <Siv3D.hpp>

void Main()
{
	// 背景色を HTML カラーで指定する
	Scene::SetBackground(Palette::Aliceblue);

	while (System::Update())
	{

	}
}

2.4 RGB で指定する (1)

• ColorF{ r, g, b } は、RGB の各成分を 0.0 以上 1.0 以下で指定して色を表現します
• 淡い水色は ColorF{ 0.8, 0.9, 1.0 } → r = 80%, g = 90%, b = 100%

# include <Siv3D.hpp>

void Main()
{
	// 背景色を RGB で指定する
	Scene::SetBackground(ColorF{ 0.8, 0.9, 1.0 });

	while (System::Update())
	{

	}
}

2.5 RGB で指定する (2)

• ColorF{ gray } は、RGB の全成分を 0.0 以上 1.0 以下で指定して色を表現します
• 薄い灰色は ColorF{ 0.9 } → r = 90%, g = 90%, b = 90%

# include <Siv3D.hpp>

void Main()
{
	// 背景色を RGB で指定する
	Scene::SetBackground(ColorF{ 0.9 });

	while (System::Update())
	{

	}
}

2.6 HSV で指定する (1)

図表は https://bootcamp.uxdesign.cc/hsb-hsv-color-system-d14697d7c485 より引用

• HSV{ h, s, v } は、色相 (hue) h, 彩度 (saturation) s, 明度 (value) v で色を表現します
• h は 0.0 以上 360.0 未満（370.0 は 10.0 と同じ）
• s は 0.0 以上 1.0 以下で、小さいほど白っぽい色（淡い色）になります
• v は 0.0 以上 1.0 以下で、小さいほど黒っぽい色（暗い色）になります
• 例えば淡い青色は HSV{ 220, 0.4, 1.0 }} → h = 220°, s = 0.4, v = 1.0

# include <Siv3D.hpp>

void Main()
{
	// 背景色を HSV で指定する
	Scene::SetBackground(HSV{ 220, 0.4, 1.0 });

	while (System::Update())
	{

	}
}

2.7 HSV で指定する (2)

• HSV{ h } は、HSV{ h, 1.0, 1.0 } と同じです
• 背景色の変更は軽量な仕事なので、毎フレーム背景色を変更する場合はメインループ内に書いても OK です

# include <Siv3D.hpp>

void Main()
{
	double hue = 0.0;

	while (System::Update())
	{
		hue += 0.5;

		// 背景色を HSV で指定する
		Scene::SetBackground(HSV{ hue });
	}
}